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Ti mali yalli pam!(問題がいっぱい!)
華々しく開幕した、HIV and Awareness Match。
ハーフタイムには、Peer Educatorやその活動を村人に紹介。

観客も1000人近くあつまり、
なかなかの手応えを感じたのでした。

その一方、というのか、
その期待の大きさもあり、
試合を重ねる毎に、手強い問題が次から次へと湧いてきます。

彼らのサッカー熱、侮る事なかれ。

一番の大きな問題は、
5チーム(村)のうち、1チームが試合前夜に棄権したこと。
「ある村とは試合がしたくない!」というのが理由。

さかのぼること12年前。
賞品(羊やヤギ)をかけた、郡の大きなサッカー大会でのこと。
微妙な審判の判決で、サポーターを含め大きな混乱となり、この2チームは決裂。
その後、外部(他の村の人)の力も借りて、きちんと和解したはずなのだが、
一つの村は、まだそれを受け止めきれないでいることが、長い年月を経て明らかに!

ちなみに、その後、そういう類いのサッカー大会は、開催されなくなってしまったそうな。

この2チームは、お隣同士の村で、日常的にはとっても協力しあっているし、
お互い、嫁ぎ、嫁がれたりしていて、すくなくとも表面上は、家族(ひとつの村)みたいに仲の良い間柄。
でも、「サッカーについてだけは、どうしても許せない!」のだそう。

言い分は真っ向から対立しているし、
10代の若者(当時、生まれていたのか?何歳だったの?という少年)すら、
感情的になって、議論に加わっている様子からすると、
単なるサッカーの問題というよりも、いろいろと根深いものも感じる。

もう12年も前のこと。
もはや、その事実関係について「話し合えること」なんてなくて、
話し合えるとすれば、未来(これから)のことだけだと思うのだけど。
一度熱くなってしまった彼らを、そんな風に導いていくのは至難の業。


この問題以外にも、
アウトサイダー(他の村から人をつれてくる)の参加枠について議論が白熱したり。
負けを重ね始めたチームが、あーでもないこーでもないと言いながら、
強豪チームとの試合を拒否し始めたり。

あれだけ入念にミーティングをして、細かくルールを決めたはずなのに、
誰もかれも、意図も簡単にルールを破ってくれる。

私の手には負えないので、
再び、コーチ、キャプテン、村のお偉いさんなどを呼んでミーティング。

とある村のコーチが、
「原点に帰ろうよ!HIVandAIDS予防の知識を広めるのが、この大会の趣旨じゃないか。
サッカーは、もっとも平和な『戦い』なのはずなのに、どうして、こんな風になるのか。
勝ってもよし。負けてもよし。僕はコーチとして、こども達に、試合という舞台を用意してあげることが役割だと思ってる!」
と、迫真の演説。

ありがとう!感動した!と、拍手をしたのは,,私ひとり。

皆、それには、うんともすんとも言わず、ひたすら、
それぞれの立場を主張し続けるだけ。

..どうしたものでしょう。

突き放すつもりはないけど、
彼らの「話し合い方/交渉」に、変わらきゃいけない何かがあると思う。

自分の「本音」と真っ正面から向き合えない。
(本音を隠しているというより、自分達の本音に気付けていないように見える。それゆえに、論点もはっきりしない。)
問題を「解決しなきゃ」っていう意識も低い。
(違う意見を受け入れることも、他者を許すことも苦手。)

しまいには、「僕らは、争うのが嫌いなんだ」といって、
半ばで話し合う事を諦めてしまうのが、おきまりパターン。

それで、最終的には、クリスチャンだから、ムスリムだから、ダゴンバだから、お金がないから、学校に行ってなかったから云々っていう考察にたどり着く。

交渉(話し合い)は、争わないためにこそするものなのに。

結局、何か活動が村々で行われるたびに、何らかの問題が生み出されて、
それらは放っておかれてしまう。
問題は、たまる一方。

「そんなんだったら、私たち、何も活動しないことが、「一番の活動」になるね。」
と皮肉をこめていってみたら、皆、笑っていた。

きっと、同じような状況に、嫌という程、直面してきたはず。
その中で、こういうやり方(多少の遺恨はのこるが、問題を風化させる(放置する)だけ、させてみる。)が、彼らなりの、一番ピースフルな解決法であったのかもしれない。
(私が考える「解決」だけが解決じゃないってこと。)

まあ、いづれにしても、
今のままの「話し合い」を続けても、結論までたどり着けないっていうのが、私の判断。

話し合う力は、すぐには培われるものじゃないし、
それはそれで、日々の中で、お互い鍛え合っていくしかないんだろう。

なので、心機一転!
話し合いはこの辺で諦めて、問題を放置してみることに。

その代わりに、親善試合を開催。

6つのコミュニティから、ごちゃまぜの選抜チームを2チーム作って、
仲良くサッカーを楽しんでもらう。
(そうすれば、『村』対『村』の構図じゃなくなる。)

あとは、再び同期の力を借りて、
サッカー教室を開いてもらう予定。
できたら、皆で「スポーツマンシップ」について語りあえる場ももうけて、
せめてこども達には、
色んな意味で「かっこいいサッカー選手」を目指してもらえたらなと思う。

理詰めでいかないことが、いっぱいある。
そんな時は、単純に「楽しいこと」「嬉しいこと」をするのが良いと、私は思う。

これは、私が病院で学んだことでもある。


さてさて、今後の行方、
どうなることでしょう。
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2010 / 05 / 29 ( Sat ) 20:00:00 | Mbanayili | TrackBack(0) | Comment(5) | トップ↑
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